ジャイアンツは16日、ゲーブ・キャプラー新監督の補佐として、アリッサ・ナッケン氏を招へいしたことを発表。メジャー史上初となる女性コーチが誕生した。

ナッケン氏は、カリフォルニア州立大学サクラメント校のソフトボールチームで一塁手として名をはせ、2014年に編成部門のインターンとしてジャイアンツに加入。15年にはサンフランシスコ大学でスポーツマネジメントの修士号を取得した。

球団はナッケン氏が同球団で「数多くの健康に関する取り組みや行事の開発、プロデュース、指揮において、責任ある立場を務めてきた」とコメント。同氏は今後、同じく補佐に招へいされたマーク・ホールバーグ氏とともに、選手のパフォーマンス向上とチームの結束力強化に取り組むことになるという。

ウインターミーティングで、従来とは異なる役職にコーチを数人招へいしたいと語っていたキャプラー監督は「アリッサとマークは球団で大いに敬意を集めている人物。ふたりが今後、チームの勝利にこだわる文化の醸成に集中して才能を生かしていくことになり、うれしく思っている」と喜びを語った。(AP)