米野球殿堂入りメンバーが、米東部時間21日午後6時15分(日本時間22日午前8時15分)に発表される。元ヤンキース主将のデレク・ジーター氏(45)は資格1年目での選出が確実とみられ、昨年のマリアノ・リベラ氏に続く史上2人目の満票となるかが注目される。

すでに多数の記者がSNSなどで自身の投票先を公表しており、米メディアによると20日時点で全体の51%が判明。その内ジーター氏は100%の票を獲得しており、満票選出の可能性が高まっている。現時点で殿堂入りに必要な75%以上の得票数を得ている選手は、資格最終10年目のラリー・ウォーカー氏(元ロッキーズ、83.3%)と通算216勝のカート・シリング氏(元レッドソックス、79.0%)。次点で、ともに現役時代の薬物使用疑惑で選出を逃してきたバリー・ボンズ氏(元ジャイアンツ、71.9%)、ロジャー・クレメンス氏(元ヤンキース、71.0%)と続く。

ジーター氏以外の新たな候補者では、広島に在籍後ヤンキースなどで通算412本塁打を放ったアルフォンソ・ソリアーノ氏らが入った。

殿堂入りメンバーは全米野球記者協会に10年以上所属の記者の投票で決まり、75%以上の得票が必要となる。

◆今年新たに殿堂入り資格を取得した主な候補者

デレク・ジーター(ヤンキース)

アルフォンソ・ソリアーノ(ヤンキース)

ジェーソン・ジアンビ(アスレチックス)

クリフ・リー(フィリーズ)

アダム・ダン(レッズ)

ブラッド・ペニー(ドジャース)

◆ここ5年の殿堂入り選手(丸数字は資格取得後の年数、数字は得票率)

<2019年>

マリアノ・リベラ(ヤンキース)<1>、100

エドガー・マルティネス(マリナーズ)<10>、85.4

ロイ・ハラデー(ブルージェイズ)<1>、85.4

マイク・ムシーナ(ヤンキース)<6>、76.7

 

<2018年>

チッパー・ジョーンズ(ブレーブス)<1>、97.2

ウラジーミル・ゲレロ(エンゼルス)<2>、92.9

ジム・トーミ(インディアンス)<1>、89.8

トレバー・ホフマン(パドレス)<3>、79.9

 

<2017年>

ジェフ・バグウェル(アストロズ)<7>、86.2

ティム・レインズ(エクスポズ)<10>、86.0

イバン・ロドリゲス(レンジャーズ)<1>、76.0

 

<2016年>

ケン・グリフィー(マリナーズ)<1>、99.3

マイク・ピアザ(メッツ)<4>、83.0

 

<2015年>

ランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)<1>、97.3

ペドロ・マルティネス(レッドソックス)<1>、91.1

ジョン・スモルツ(ブレーブス)<1>、82.9

クレイグ・ビジオ(アストロズ)<3>、82.7