全米野球記者協会(BBWAA)の投票による米国野球殿堂入りメンバーが21日(日本時間22日)発表され、ロッキーズなどで通算2160安打、383本塁打、打率3割1分3厘の成績を残したラリー・ウォーカー氏(53)が選出された。

資格最終年となる10年目に、得票率76・6%で念願の殿堂入りを果たしたウォーカー氏。選出を知らせる電話を受けたときのことを、「あの瞬間はあまり覚えていない。天にも昇るような気分だった。電話が鳴って、言葉を聞いたとき、多くのことが頭を巡った」とMLB公式サイトで述べ、「カナダ人として国を代表し、ファーガソン・ジェンキンスと同じく殿堂入りできたことを誇りに思う」と続けた。

元投手のジェンキンス氏はカブスなどで活躍し、1971年にサイ・ヤング賞を受賞。オールスターには3回選出され、91年にカナダ人として初の殿堂入りを果たした。