今オフにツインズと1年300万ドル(約3億3000万円)の契約を結んだ左腕リッチ・ヒル投手(39)が、週末に行われた毎年恒例のファンフェスティバルに出席。復帰とワールドシリーズ(WS)制覇に意気込みを示した。

ドジャース時代に2度、WSでマウンドに立った経験のあるヒルだが、昨季は左前腕屈筋腱のケガで約3カ月間離脱を強いられた。9月に復帰するも膝の痛みに悩まされ、さらには左肘内側側副靭帯のケガも判明。2011年にトミー・ジョン手術を受けていたヒルは今回、再置換術を選択し、6月の復帰を目指している。

来週にはキャッチボールを開始すると語ったヒルは「最終的に行き着くところはワールドシリーズとなった。ロッカールームの顔ぶれや、昨季100勝以上を挙げたチームという事実が、契約への非常に大きなモチベーションになった。できる限りのエネルギーと努力を注いでチームのポストシーズン進出の力となり、地区優勝を果たして、そこから11勝して(WSの)トロフィーを掲げる手助けとなることが一番の目標だ」と語った。

また、編成部門トップのデレク・ファルベイ氏は、健康な状態のヒルは球界最高の投手のひとりとした上で「彼には健康でいてもらい、チームの重要な部分となってもらう必要がある。ローテーションのトップを務められる投手をずっと探してきたが、彼には間違いなくその力がある」と期待を寄せていた。(AP)