MLB公式サイトは5日、元ア・リーグMVPのムーキー・ベッツ外野手や前田健太投手が絡んだ大型トレードでの勝ち組をピックアップしている。

このトレードでは総年俸削減を目指したレッドソックスがベッツと左腕デービッド・プライス投手をドジャースへ放出。ドジャースは前田をツインズへ、ジョク・ピダーソン外野手とロス・ストリップリング投手をエンゼルスへそれぞれトレードし、エンゼルスからはルイス・レンヒーフォ内野手を獲得した。

レッドソックスはドジャースからアレックス・ベルドゥーゴ外野手、ツインズからはドジャース経由でブラスダー・グラテオル投手と若手有望株たちを確保している。

同サイトは7組の勝ち組の筆頭にベッツ加入で強化されたドジャース打線とそのファンたちをピックアップ。そして2番手にピダーソンとストリップリングを補強したエンゼルスを挙げ、大谷翔平選手が健康を維持すればア・リーグ西地区でアストロズ及びアスレチックスとの差を埋められるかもしれないとし、弱体化したレッドソックスとのワイルドカード争いでもチャンスが生まれるとみている。

勝ち組3番手は前田が加わったツインズの投手陣。このオフにツインズはホーマー・ベイリー、リッチ・ヒル、そして前田と3人の先発投手を補強しており、特に前田はホセ・ベリオスとジェイク・オドリッジらとともに先発3本柱になると高く評価した。また同サイトは前田のリリーフ適性にも触れ、ツインズでもポストシーズンで前田をリリーフに回す起用法が再現されるかもしれないと分析している。