ドジャース前田健太投手(31)を巻き込んだ大型三角トレードの交渉が難航し、前田を獲得する予定だったツインズが撤退する可能性が高まった。複数の米メディアが8日、伝えた。

当初はレッドソックスからベッツ外野手、プライス投手の大物2人がド軍に移籍することに伴い、ツ軍が前田を獲得する代わりにレ軍に若手有望投手グラテオルを渡すことで合意に近づいていた。だがレ軍がグラテオルの医療記録に難色を示すなどで交渉がいったん停止。ツ軍が三角トレードから撤退するという見方が有力となった。

ただしUSAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は「トレードにかかわっている複数の球団関係者が、ツ軍はまだ前田を獲得する可能性があると話している。レ軍を挟まず、ド軍と直接交渉する可能性がある」と伝えるなど、数人のベテラン記者が前田のツ軍移籍の可能性が残っていることを伝えた。前田のトレードは宙に浮いたまま、14日のキャンプインも刻一刻と迫っている。