二刀流で復活を目指しているエンゼルス大谷翔平投手(25)のメジャー復帰登板は、5月中旬頃となることが11日(日本時間12日)、明らかになった。

バッテリー組合流のこの日、エプラーGMが明言。投手としての大谷の復帰時期について医師やチームスタッフ、マドン監督と相談した上で、「5月の中旬頃に彼がマウンドに立つことを目指している」との方針を示した。

また、「シーズンの初めは、指名打者(DH)として出場できることを期待している」と話し、開幕から打者として起用していく見通しを明かした。

打者として出場する4月にはマイナーの試合で数試合に登板。同GMによれば、MLBの新ルールにより「故障者リストに入れず、マイナーの試合に登板させられる。例えば水曜日に(マイナーで)登板したとして、次の日の木曜日にDHとしてチームに戻ってくることができる」という。

大谷は一昨年に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、昨年は9月中旬に左膝の二分膝蓋(しつがい)骨の除去手術を行った。シーズン終盤から左膝と右肘のリハビリを並行して進め、12月中旬に投球プログラムを無事終了した。