このたびダイヤモンドバックスと4年総額3250万ドル(約35億8000万円)の契約に合意したニック・アーメド内野手(29)が、残留への喜びを語った。同球団は10日に同選手との契約合意を発表していた。

アーメドは2014年にダイヤモンドバックスでメジャーデビュー。当初から遊撃手としての守備能力を高く評価されており、18年と19年には2シーズン連続でゴールドグラブ賞に輝いた。一方で攻撃面でも着実に力を伸ばし、昨季は158試合出場でキャリア最高の打率2割5分4厘をマークしたほか、19本塁打、82打点を記録した。

アーメドは「最終的に僕がいたいと思ったのは、ほかのどのチームでもなく、ダイヤモンドバックスだった。彼らは僕にチャンスを示してくれた。僕が長いこと真剣に考えていたチャンスであり、それを生かすことにした」と話した。

マイク・ヘーゼンGMは「われわれは攻守にわたる彼の能力を信じている。守備があまりに優れているため、打者としての面がその陰に隠れてしまうこともあるが、われわれはその両面を評価している。彼は左投手をノックアウトできるし、パワーもある」と、アーメドの攻撃面も高く買っていることを強調した。(AP)