レッドソックスは現地時間11日、アストロズのコーチ時代にサイン盗みに関与したとして解任したアレックス・コーラ前監督の後任として、ベンチコーチのロン・レネキー氏(63)が暫定監督となったことを発表した。これを受け、救援マット・バーンズ投手らが喜びの声を上げている。MLB公式サイトが伝えた。

レネキー氏は、2011年から15年までブルワーズを指揮して地区優勝1度。その後エンゼルスのコーチなどを経て18年からレッドソックスのベンチコーチを務めていた。そのレネキー氏についてバーンズは「彼は最高だよ。野球の知識が信じられないほど深い。彼のようにずっとここにいて、経験があり、僕らをよく知る人物が監督になるというのはいいことだと思う」と歓迎した。

ジャッキー・ブラッドリーJr.外野手も「最高だね。非常に知性があり、素晴らしい人だ。野球に対する愛があって、とにかく素晴らしい人だよ」と、手放しでレネキー氏の暫定監督就任を喜んだ。

レネキー氏は就任にあたって「私が最も重要だと思い、最大限努力しようと思っていることは、選手たちから最高の力を引き出すことだ」とコメント。その点についてはコーチでも監督でもあまり違いはないとしつつ「監督になれば発言力が高まる」とし、選手との関わりが密度も頻度も増すだろうと述べた。その上で「だから声掛けが変わってくる。私が最高の仕事をしたいと思っているのは、その点だ」と話した。