ツインズの編成最高責任者のデレク・ファルビー氏が11日、ドジャースからトレードで獲得した前田健太投手について、「現在のロースターにいいインパクトを与えられる選手」だとし、「どうしても欲しかった」と話している。MLB公式サイトが伝えた。

ツインズは10日、前田を獲得したことを正式に発表。前田とともに、マイナー捕手と金銭1000万ドル(約11億円)をドジャースから獲得し、交換で有望株右腕ブラスダー・グラテオル(21)とマイナー外野手、今季ドラフトの67位指名権をドジャースに譲る形となった。

ファルビー氏によると、ツインズが前田に関心を示し、ドジャースとの話し合いを始めたのは昨年12月半ばだったとのこと。当初はレッドソックス、ドジャースとの3チームによるトレードでの前田獲得を目指していたが、計画通りにはいかず、ドジャースと直接交渉する方向にかじを切った。

同氏は、契約に関する情報が理想よりも早めに公に出てしまったとしつつも、「われわれは解決策を見つけるための努力を続けた。なぜなら、どうしてもケンタを欲しかったからだ」とコメント。「個人的には、若いタレントを手放すことは苦しいこと。しかし、ケンタのような力量があり、現在のロースターにいいインパクトを与えることのできる投手を獲得できる力が自分たちにある場合は別だ━━振り返ってみると、今オフには投資に向けて数多くの決断をした」と話した。