アストロズは13日に記者会見を行い、球団オーナーのジム・クレイン氏、ダスティ・ベーカー監督、ホセ・アルテューベ内野手、アレックス・ブレグマン内野手が2017年のサイン盗み問題に言及。アルテューベはチームを代表し「残念に思う」と述べた。MLB公式サイトが伝えている。

アルテューベは「アストロズの全組織およびチームは、2017年に発生した件について、残念に思っている。特に、ファンや球界に与えた衝撃に関し、深い後悔の念を抱いている」とコメント。チームは間違ったことをしているとの認識があったのかと問われると、「だからこそ僕らは残念に思っている。あれは間違ったことであり、僕らは後悔している」と繰り返した。

ブレグマンは「チーム、組織、そして自分自身が行った選択について、心から申し訳なく思っている。僕はこの件を教訓にしている。野球ファンの信頼を取り戻せればと望んでいる。アストロズファンのサポートに感謝を述べたい」とコメント。今季に向け、チーム一丸となって前を向いていると語った。

なお、この件では、選手たちがユニホームの下にブザーなどを仕込んで情報を得ていたとの疑惑もあるが、クレイン氏はコミッショナーの報告をもとにこれを否定。カルロス・コレア内野手もクラブハウスで、「まったくの誤報で、嘘(うそ)だ。ブザーや電子機器を装着していた選手は誰ひとりとしていない。その話はもうはっきりしたはずだ」と話し、「誰も何も装着していない。2018年も、19年もそうだ」と繰り返し報道陣に訴えた。