ヤンキースの守護神アロルディス・チャプマン投手が13日、アストロズと対戦した昨季のア・リーグ優勝決定シリーズを振り返り、ホセ・アルテューベ内野手の放った本塁打に疑念を呈した。MLB公式サイトが伝えている。

チャプマンは同シリーズ第6戦、4-4で迎えた9回裏から登板し、アルテューベに2ランを打たれて負け投手となった。同投手は「このシーンについてはさまざまな推測がなされていて、多くの人がいろいろな意見を口にしている。ただ、試合展開については最終的に僕の責任。僕が本塁打を許し、チームが負けた。マウンドにいたのは僕で、アルテューベと対戦したのも僕だ」と、責任を受け止めていると話した。

アストロズは、世界王者となった17年シーズンでサイン盗みを行っていたことが発覚しているが、アルテューベは電子機器の使用はなかったと否定している。しかし、チャプマンは19年のシーンについて、同選手が本塁に向かって走ってくる時にチームメートにユニホームを脱がさないよう伝えている動画を見たと発言。

チャプマンは、アルテューベがスライダーが来ると知っていたかどうかは分からないと述べつつも、「大勢の人があの動画を見たと思う。彼の行動を見たら、少し怪しいと思うだろう?」とコメント。「結局のところ、僕には分からないけどね」と話していた。