肩の負傷などで昨季の大半を棒に振ったヤンキースの右腕ルイス・セベリーノ投手(26)が、右前腕痛により春季キャンプでの投球練習を中断したことが分かった。

セベリーノは右肩の炎症で昨年3月5日のオープン戦登板を回避すると、その後、広背筋を痛めたことが判明。ようやくメジャーのマウンドに戻ったのは、9月17日のことだった。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、セベリーノが10月から断続的に患部に痛みを感じていたと明かし、「間違いなく心配な状況だ。状態を注視していかなくてはならない」と述べた。

セベリーノは12月上旬にMRIを受け、投球練習へのゴーサインが出たが、1月に平地でチェンジアップを投げた際に違和感を覚えたという。そのため再度MRIとCTを受けたが、いずれも異常なしとの診断だった。

今年の春季キャンプではチェンジアップを使わずにブルペンセッションを行ってきたセベリーノだが、この数日間は平地でチェンジアップを投げていた。そして19日に自宅での安静時に痛みを感じたという。セベリーノは21日にもチームドクターの診察を受ける予定だが、ブライアン・キャッシュマンGMは、3月26日の開幕戦に同投手が間に合うかどうか、確信が持てないと話している。(AP)