レッズ秋山翔吾外野手(31)が、オープン戦の初打席で初安打を放ち、上々の実戦デビューを飾った。

「1番中堅」で先発出場し、3打数1安打。守備では高く上がった右中間寄りのフライと、ライナー性の当たりを落ち着いて捕球した。

メジャーで初めての実戦を終え「昨日までと違って、今日の朝から緊張しているところもありましたけど、練習中にチームメートが和ませてくれたり、すごい声援をもらって打席に立ったりすることができた。これを経験できたのはすごく良かった」と充実した表情で振り返った。

1回の第1打席、先頭で打席に入ると多くのファンから拍手と歓声で迎えられた。1ストライクからの2球目、98マイル(約157・7キロ)の直球をスイング。捉えた打球は中前へのクリーンヒットでいきなり初安打をマークした。

2回の第2打席は2死一、二塁から二ゴロで凡退。4回の第3打席も1死一、二塁のチャンスだったが、一ゴロに倒れた。ゴロを捕球した一塁手が二塁へ送球し、秋山は一塁へ残った。

2死一、三塁となり、1ボールからの2球目に二盗を試みたが、これは失敗。「成功したかったのはもちろんありますけど。こういうのを怖がらずに、やっていきたいなと思います」と前向きに話した。

走攻守で積極的なプレーを見せ「収穫は、まず無事に試合に出場できたこと。3打席立って4イニング守ることができた。そこに関してはプラスは大きいと思います」とすがすがしい表情で振り返った。