【テンピ(米アリゾナ州)26日(日本時間27日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(25)が、今季2度目のブルペン入りで全球種を解禁した。立ち投げで13球、座った捕手に対しては41球を投げ、投球フォームと右肘の状態を確認。練習後「全体的には良かったと思います。すんなりというか、力をいれて、まずまずいいボールを投げていたなと思う。変化球もまずまず、良かったかなと思ってます」と振り返った。

23日(同24日)に今キャンプで初めてブルペン入り。直球のみ10球ずつを2度に分け、合計20球だった前回に対し、この日はインターバルを2度入れ、3度に分けて投じた。最速84マイル(約135キロ)までギアを上げた直球だけでなく、カーブ、スライダー、スプリットと全球種の精度を確認。「投げ心地よく、しっかり投げること」をテーマとしながら、丁寧に投球練習を行った。

開幕は打者で出場予定も、メジャー復帰登板は5月中旬を見込まれる。順調にステップアップしているが「やることは前回(のブルペン)から多少、強度と球数が変わったくらいですかね」と冷静に話した。前日は今季初めてのオープン戦に4番DHで出場。二刀流復帰へ向け、徐々に調整の段階が上がってきた。