レッドソックスは19日、エース左腕のクリス・セール投手(30)が左肘のトミー・ジョン手術を受けると発表した。復帰まで1年以上かかる見込みだが、同選手は今月、この手術のことは常に検討していたと述べていた。

肺炎により準備が遅れていたセールは、3月4日に打者を立たせての投球練習を開始。だが、その翌日に肘の違和感を訴えた。球団側はその際、セールが肘付近の屈筋に問題を抱えていると発表。だが、肘の内側側副靱帯(じんたい)にさらなる損傷は見られないと述べ、トミー・ジョン手術を避けることができれば、との希望を明かしていた。

一方で、セール自身は今月に「トミー・ジョン手術はこの20年間ずっと、自分のキャリアの一部だった。ずっと意識してきたことだ。だからそれで不安になるようなことはない」と語り、この手術のことが常に頭の片隅にあったことを明かしていた。

セールは昨季、腕の炎症によりIL(負傷者リスト)入りしたまま閉幕を迎え、最後に登板したのは昨年8月13日だった。(AP)