レイズ筒香嘉智外野手(28)が25日、米国から一時帰国した。

世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスの余波を受け、苦渋の判断を迫られていた。「当然ですが、僕たちだけが特別ではない。今は新型コロナウイルスの終息が最優先。調整も大事ですが、まずは、そのことを念頭に置いて行動をしなければいけない」と、当面は人との接触や練習についても慎重な姿勢を見せた。

オープン戦が中止となり、キャンプ地フロリダ州ポートシャーロットの球場も閉鎖。同州の本拠地トロピカーナフィールドが開放される予定がキャンセルとなり、今後も不透明な状況。野手の調整は打撃、守備ともにそれなりのスペースを要し、施設が閉鎖されている米国では打つ手がない。メジャー移籍1年目で、いきなり想定外の事態に見舞われている。

○…DeNA三原球団代表が、日本に一時帰国したレイズ筒香に協力する意思を明かした。「彼もすごく苦労していると聞いている。健康チェックなどがクリアになれば、我々としても、彼のコンディションのために協力するということは、送り出した時から変わらないので」。神奈川・横須賀の2軍施設「DOCK」などで受け入れる構えを示した。