新型コロナウイルスの感染拡大による開幕延期という前代未聞の事態に、米大リーグの各監督はどう向き合っているのか。スポーツ専門局ESPN(電子版)が30日、特集記事で声を集めた。

ほとんどの監督は電話などで選手と小まめに連絡を取り合っている。前田が所属するツインズのバルデリ監督は「誰もが安心を求めている。選手に疑念を持たせないことが役割」と言う。筒香のレイズのキャッシュ監督は「準備する能力に誇りを持っているが、それだけに今は難しい。準備すべき対象がはっきりしないから」と吐露した。

開幕は最短でも5月中旬の見通しで、本来の試合数の消化は困難な状況だ。山口のブルージェイズのモントーヨ監督は9回より短いイニングでのダブルヘッダーや延長12回での打ち切りの可能性を指摘。「今後、それが一般的になる可能性だってある」とした。

ナショナルパスタイム(国民的娯楽)とされる大リーグの存在意義も問われている。キャッシュ監督は「エンターテインメント産業。そこを見失い、優先順位が変わってしまうこともあるが、人々に笑顔をもたらすためにあるということを再認識するだろう」と語った。(共同)