ブレーブスなどで活躍した殿堂入り左腕トム・グラビン氏が、新型コロナウイルスの影響で開幕が延期されている状況で高給取りの選手たちが自分の年俸の心配をしていることを懸念。もしそれが原因で今季が開幕できない事態となれば、選手らは非難を浴びるかもしれないと警告している。

これは米紙アトランタ・ジャーナル・コンスティテューションや米ESPNが報じたもの。グラビン氏はストライキでシーズンが中断した1994年から95年当時に選手会の代表を務めていた。

その経験から同氏は「経済的な問題がシーズン開始を妨げているのなら、ファンの立場からすれば、ストのあった当時と似ているように見える。たとえ選手たちの主張が完全に理にかなっていたとしても、なお彼らが悪者に見えるだろう」と語った。

その一方でグラビン氏はオーナー陣が提案する収入の折半に関しては「今が特異な状況とはいえ、それは恐ろしい提案だ」ともコメント。それでもなお、選手たちは彼らの年俸について語りすぎないよう注意すべきだとしている。