かつてナショナルズなどで活躍したデナード・スパン外野手(36)が、現役引退を示唆する発言を残したことが分かった。米CBSスポーツが伝えている。

スパンは2008年にツインズでメジャーデビューし、その後ナショナルズ、ジャイアンツに所属。18年はレイズとマリナーズでプレーしたが、シーズン終了後にマリナーズが契約続行を望まなかったため、フリーエージェントとなった。だが、納得のいくオファーが得られず、昨年から無所属となっている。

スパンはミネアポリス・スタートリビューンの記者に対し「正式に発表したわけではないけど、その時が来たのかもしれない」とコメント。「今季開催が可能となった場合、自分にはまだチームに貢献できる能力があると思うけど、ずっと試合に出ていない36歳の外野手に……、そのチャンスは巡って来ないと思う」と語った。

メジャー11年でスパンは1359試合に出場し、通算打率2割8分1厘、71本塁打、185盗塁を記録。ナショナルズ時代の14年と15年が最盛期で、2シーズンで打率3割1厘という結果を残した。