開幕が延期されているMLBで、機構とオーナー陣が、50~60試合の実施を要望していることが明らかになった。スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が1日(日本時間2日)、伝えたもので、その場合、各選手には3月末の折衝で合意した通り、試合数に応じた給与が支払われる。

前日までの段階で、選手会は114試合の実施を希望。高額年俸の選手からスライド式で減額する機構側の新たな削減プランに強い抵抗を示すなど、交渉は難航していた。

その一方で、3月末の合意通りに年俸が支払われる場合、コミッショナーのマンフレッド氏は日程の長短にかかわらず、自らの意思で実施する権利を持っており、依然として交渉の行方が注目されている。