米大リーグ(MLB)の球団や選手が2日、米国で騒然となっている社会問題について意思表明を行った。5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで白人警官が黒人男性のジョージ・フロイドさんを拘束し、首を膝で押さえつけて死亡させた。その後、全米各地で抗議デモが続いている。

米国時間6月2日、火曜日のこの日は、音楽業界の呼び掛けで「ブラックアウト・チューズデー」と称し、大規模なストライキが実施された。SNS上でもこの動きが拡散され、エンゼルスは大谷翔平投手(25)、マイク・トラウト外野手(28)らが自身の公式インスタグラムで、「#blackouttuesday」とハッシュタグをつけて黒の画面のみを投稿。カブスのダルビッシュ有投手(33)も同様にツイッターに投稿した。

エンゼルスは球団公式インスタグラムで「人種差別や社会的な不公平、いかなる形の暴力を非難する。人は尊厳やリスペクトを持って扱われるべき」と意思表明。パドレスやレイズら他球団も黒色の画面を背景にメッセージを添え、公平な社会を主張する人々を支持する姿勢を示した。