ホワイトソックスのルーカス・ジオリト投手(25)は、ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行を受けて死亡した事件を受け、5月30日に「すべてのアメリカ人に真の平等と正義を」とSNSに投稿。人種差別問題に対する自身の立ち位置を表明する第1歩とした。

それから1週間がたち、MLB.comは同投手にインタビューを実施。「発言の場がある人間が声を上げれば、当然注目は集まる。賛成か反対かは関係ない。注目が集まることによって人々がその話題について考えることのほうが重要」とし、「もう傍観者ではいられない」と語った。

ジオリトは妻アリアナさんとカリフォルニア州サクラメント近郊に住んでおり、6日の練習後には抗議デモに参加することを検討しているほか、人種差別問題に関してより一層知識を深めようとしているという。

また、野球選手の中には保守的な考えがはびこっていることも指摘したうえで、「ものの見方は人それぞれ。違う意見も出来る限り尊重しながら共有できたらいい」と述べた。