ヤンキース球団社長のランディ・レバイン氏が16日、今季のメジャー開催案を巡って米大リーグ機構(MLB)との亀裂が深まる選手会に向けて、早急に協議を再開させるよう呼び掛けた。

MLBはこれまで3度にわたって開催案を提示しており、先ごろ選手会に伝えたプランは7月14日開幕の72試合制というもの。だが、選手の日割りの年俸は3月26日に合意した金額よりも減額となる見込みで、選手会のトニー・クラーク専務理事は「残念ながら、リーグとのさらなる対話は無駄であるように思われる」との声明文を発表。交渉決裂となっていた。

こうしたなか、レバイン氏は「問題を解決しシーズンを始めるために、両者が早急に交渉のテーブルに着く必要がある。私は、それこそが今やらなくてはならないことだと思っている。全30球団も、コミッショナーも、選手も試合を望んでいる。問題を解決して野球を始めようじゃないか」とコメント。「コミッショナーは協議再開の準備ができていると私に請け合った。選手たちは部屋に入って交渉を始めるべきだ」と、選手会に対応を求めた。(AP)