エンゼルスのジョー・マドン監督(66)が、大谷翔平投手(25)の投手起用について慎重な姿勢を示した。23日(日本時間24日)、日米メディアの電話取材に応じ、今季のメジャー復帰登板が期待される大谷の登板頻度について言及。「より積極的に(起用する)というのは特に考えていない。これまで通りというのが、今の段階では思っていること」と話した。

メジャー1年目の18年、大谷は基本的に中6日で週に1度登板。そのため、チームは先発陣を6人で回していた。ただ今季は、例年の162試合から60試合に大幅に短縮される。登板間隔を詰めて先発させる手も考えられるが、現時点でマドン監督は、通常通り6人で先発ローテーションを回していく方針を示した。

また、新型コロナウイルスに対しても、慎重な姿勢が必要になる。同監督は高いリスクが伴う65歳以上にあたる。安全や健康面について「精神的にも肉体的にも、準備をしてきた。個人トレーニングを懸命に取り組んできた。食べることや寝ること、免疫を高めることを全て、しっかりやってきた。心配はしていない」と話した上で、「指揮をとりたいし、試合の現場にいたい」と意欲を示した。