エンゼルスは28日(日本時間29日)、7月上旬に再開するキャンプで登録する60人枠のメンバーを発表し、大谷翔平投手(25)を「二刀流選手(Two-way)」として登録した。

今季から新設される「二刀流」の枠は、前年かその年に投手として20イニング以上を投げ、野手で20試合以上の先発出場(1試合3打席以上)を満たす必要がある。今季に限り18年の成績も適用されるため、同年に投手として10試合で51回2/3を投げ、打者として82試合に先発出場している大谷は条件をクリアした。

18年10月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、昨年は打者に専念したが、今季は2月のキャンプから投打の二刀流で調整。復帰登板は当初、開幕から約1カ月半後の5月中旬を見込まれていたが、新型コロナウイルスの影響でメジャー開催が7月下旬に大幅に延期となったことで、二刀流で開幕に間に合う見込みとなっている。