エンゼルスのビリー・エプラーGMが30日、大谷翔平投手の“二刀流”復活を期待し、日々様子を見ていくとコメントした。

大谷は18年10月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、昨年は打者に専念。しかし、今季は2月の春季キャンプから投打の二刀流で調整を続けていた。当初は5月に復帰の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてメジャーの開幕が遅れたため、シーズンスタートからマウンドに立てる見込みとなっている。

その大谷についてエプラーGMは「彼は(打者を立たせての投球)練習を数多く行ってきたが、われわれとしては強度をもう少し上げ、実戦形式に臨ませようと考えている。彼の様子を日々見守っていくことで、どれだけアクセルを踏ませればいいか、判断の材料になる。われわれは彼がマウンドに立ち、そのままキャンプをやり通してくれると期待している」と話した。

なお、ジョー・マドン監督は先週、大谷がおよそ週1で先発し、次回登板までの3、4日間で指名打者として起用できればとの希望を明かしていた。(AP)