カナダ政府が2日、ブルージェイズに対し、特例としてシーズン開幕前のトレーニングをトロントの本拠地ロジャーズセンターで行うことを許可した。これにより、メジャー全30球団が本拠地で練習に臨むことが可能となった。

ただし、今回の特例措置ではレギュラーシーズンの試合を本拠地で行うことや、選手たちが試合のために米国とカナダ間の国境を行き来することは認められていない。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって開幕が延期となった今季メジャーは今月末にスタートするが、ブルージェイズがどこで試合を行うかは依然として未定だ。

マーク・シャピロ会長は、球団側としては今後10日以内に、試合をどこで開催することになるのか知りたいと考えているとコメント。チームはキャンプ施設のあるフロリダ州からカナダへ移動することになるが、同会長は選手について「彼らはトロントにいられるほうが良いと感じている。ここのほうが居心地が良いし、安全だからね」と語った。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米国とカナダ間の国境は緊急時を除いて少なくとも21日までは封鎖となっており、今後もこの措置が続く可能性がある。

山口俊投手もチームに合流した。(AP)