4日の練習中に、打球を頭部に受けたヤンキース田中将大投手(31)について、アーロン・ブーン監督が開幕までには準備が整うだろうと前向きな見解を示した。

田中はヤンキースタジアムで行われた実戦形式の練習に登板した際、同僚ジャンカルロ・スタントン外野手の強烈なライナーを右後頭部に受け、ニューヨーク市内の病院へ搬送。精密検査を受けた結果、異常なしと診断されていた。

翌5日にスタジアムに姿を見せ、問題のない様子を見せた田中だが、頭部に打球を受けたことから、今後は経過を慎重に観察しながら段階的に競技への復帰を目指すことになる。しかし、ブーン監督は「すべての兆候が、彼がぎりぎりのところで惨事を免れたことを示していると思う」と述べ、23日か24日の開幕までには復帰がかなうだろうとのコメントを残した。

なお、ジェームズ・パクストン投手によれば、田中を直撃したスタントンの打球速度はおよそ180キロだったという。(AP)