エンゼルス大谷翔平投手(26)が18年9月2日以来、674日ぶりに実戦で登板し、打者のべ10人に対して1安打7四球1三振の結果だった。3イニング相当で50球。全球種を投じた。18年10月1日に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、ここまでリハビリを続けていた。登板後の主な一問一答は以下の通り。

-手術以来の実戦で投げてみて、体の面はどうか

大谷 (状態に)問題なく球数を投げられたので、それは良かった。

-乱れた制球に関しては

大谷 ブルペンとやっぱり全然違うっていうのも感じますし、味方に投げる経験もないので、そこら辺の違いはあるかなと思う。(次回が)3日後か4日後か分からないですけど、そこまでしっかりやりたい。

-久々の実戦ということで、緊張はしたか

大谷 緊張はしないですかね。

-次回登板のテーマ

大谷 とりあえず今日も全球種投げたので、バランスも含めてしっかり投げられればいいと思います。

-674日ぶり、長かったと感じたか

大谷 どうですかね。試合には打者で出たりしていたので、ちょっと人とは違うとは思いますけど、長いなとも思わなかったですかね。試合に出ていたので。

-ユニホームを着て、マウンドに上がった時の気持ちは

大谷 もちろん試合とは雰囲気も違うと思いますし、紅白戦もあまり最近やっていないので、独特というか、試合の感じとはちょっと違う。敵チームではないということでまた違う感覚があるかと思います。

-腕を振るときの怖さや不安は

大谷 怖さは特になかったですかね。もちろん思いっきり投げにはいっていないですし、右のバッター中心にいったので、どちらかといえば置きにいってしまった部分の方が強いかなっていう感じ。術後明けの不安と言うよりは、そういう面が大きいと思います。

-安心した

大谷 そうですね。球数をしっかり投げ終わったのは良かったと思います。

(アナハイム=斎藤庸裕)