ヤンキースに衝撃が走った。球宴出場6回の快速左腕クローザー、アロルディス・チャプマン投手(32)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことが11日(日本時間12日)、分かった。

ブーン監督がリモート会見で明かしたもので、チャプマンには「マイルドな(軽い)症状」が見られるという。約2週間後に迫った開幕までの復帰は厳しい見込みで、通算146セーブの実績を持つ左腕ザック・ブリトン投手(32)がクローザーを務めることになりそうだ。

チャプマンはキャンプ再開前に検査を受けた際には陰性だったが、その後の検査で感染が確認された。同選手の専属トレーナーは、陰性の診断だった。ヤンキースでは、これまでにDJ・ラメーヒュー内野手(31)と、救援右腕ルイス・セサ投手(28)の感染が確認されており、同監督は今後、過去の濃厚接触者への調査を進める方針を明かした。

また、ロイヤルズのキャム・ギャラガー捕手(27)が検査で陽性反応だったことも判明。同選手は10日、検査後の紅白戦に出場している。現時点では無症状とはいえ、クラスターが起こる可能性が懸念されている。