ドジャースの守護神、右腕ケンリー・ジャンセン投手が12日、サマーキャンプをこなすチームに遅れて合流。新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したため自宅待機していた同投手は、このウイルスの感染力を軽視せずにマスクをすべきだと訴えた。

ジャンセンはこの日、動画会見で4歳の息子から感染したと思われるとコメント。息子に熱などの症状がみられたことから家族全員が検査を受けたところ、妻や7歳の娘、そして自身も感染が判明したと述べた。

現在体調に問題がないというジャンセンは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)について「世界中の誰もが真剣にとらえなくてはならない。できれば常にマスクを着用することだ。感染のスピードがものすごく速い。息子がかかってからあっという間だった。僕らはあらゆる予防措置を取っていたけど、家族みんながうつってしまった」と話した。

過去に心臓の手術を受けているジャンセンだが、今季欠場は考えていないとし「ずっとプレーしたいと思ってきた。野球を愛している。ファンのためにプレーしたい」と、意気込みを見せていた。(AP)