新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、リーダー格の選手が不在となっているブレーブスだが、22歳のロナルド・アクーニャ外野手の快活な姿がチームを盛り上げている。

客席に人のいない本拠地トゥルーイスト・パークには、アクーニャの声が常に響き渡っている。同選手は歓声を上げ、歌い、ジョークを飛ばし、時にはチームメートのオジー・アルビーズ内野手をからかったり、鼓舞したりするなど、練習を存分に楽しんでいる。

アルビーズは「彼の声がよく聞こえるだろう? ずっと歌ったり、大声で叫んだりしているんだ。野球を楽しんでいるよね」とコメント。新型コロナウイルスへの懸念からニック・マーケイキス外野手が今季欠場を決め、同ウイルスに感染して症状の出ているフレディ・フリーマン内野手が離脱中とベテラン勢の姿がないなか、アクーニャがチームを元気づけている様子を語った。

そのアクーニャは「ニックがいなくて、フレディの状況がどうなるのか、彼がどのくらい試合をこなせるのか分からないというのは、本当に厳しい。とにかく前進を続けなくては」と語っている。球界トップクラスの外野手と評価されるアクーニャは昨季、打率2割8分、41本塁打、37盗塁と活躍したが、今季はチームのムードメーカーとしての役割も担うことになりそうだ。(AP)