エンゼルス大谷翔平投手(26)が、開幕から二刀流で起用されることが決まった。14日(日本時間15日)、マドン監督が「彼はローテーション投手の1人」と開幕から先発ローテの一角として期待していることを明言した。

大谷は前日13日、右肘の手術後2度目となる実戦登板で紅白戦のマウンドに上がった。4イニング相当、64球で2安打1失点5四死球もキャロウェー投手コーチは「素晴らしい修正をして、安定感もあった。投げていた球はすごく良かった」と高評価。球速は94~96マイル(約151~154キロ)をマークしていたことを明かした。

同コーチは大谷のきめ細かなルーティンについても絶賛。「僕がチームに加入した時、エプラーGMが『大谷はロッキーのイワン・ドラゴのようだ』と例えていたよ」と笑った。映画「ロッキー4」で登場するソ連(当時)のボクサーで、綿密に計画されたトレーニングを積むドラゴの名前を挙げ「非常によく組み立てられていて、またそこにしっかり集中している」と大谷を高く評価。結果は副産物でプロセスが大事と説き「状態を維持し、チームに貢献し続けるには、彼のルーティンが鍵となる」と語った。(アナハイム=斎藤庸裕)