エンゼルス大谷翔平投手(26)が、右肘のトミー・ジョン手術後3度目の実戦登板に臨み、1イニング目を1安打無失点に抑えた。球数は16球。

1番の左打者ウォルシュは低めのスプリットで空振り三振に仕留めた。2番の左打者タイスは四球で歩かせ、1死一塁。3番の右打者アダムスに初球の直球を捉えられ、中前打を浴びた。一塁走者のタイスが三塁を狙ったが、中堅手からの好返球でタッチアウト。2死二塁から4番の右打者ウォードを投ゴロに抑えた。

2イニング目は先頭のウォルシュを左飛に打ち取ったが、続く右打者ハーモシヨに初球の直球を左前に運ばれた。その後、けん制悪送球で1死三塁とピンチを招いた。若手有望株の右打者アデルを外角のスライダーで空振り三振に仕留め、タイスを遊飛に打ち取った。3アウトとしたが、球数が少なかったため、続いてブリセーニョと対戦。左前打を浴びたところで、2イニング目を終えた。

3イニング目は3者凡退。先頭のウォルシュをスライダーで見逃し三振、続くハーモシヨを直球で空振り三振。マーシュを二ゴロに打ち取り、10球で終えた。

4イニング目もリズム良く投球した。先頭から打者2人を外野フライで打ち取ると、3人目の右打者アデルを外角直球で見逃し三振。球数が少なく、4人目の打者タイスを迎え、四球を与えたところでイニングを終了した。

5イニング目は不運な安打もあり、無死一、二塁としたが、右打者のアダムスを三ゴロ併殺に打ち取り、2死三塁とした。続く左打者のマーシュを空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。球数の問題で打者2人と追加で対戦し、連続四球を与えたところで、イニングを終えた。

球数は73球。特別ルールで3アウト以降も打者と対戦するケースがあったが、5イニング相当で5安打無失点、6三振4四球の結果だった。