エンゼルス大谷翔平投手(26)が打者から投手へと切り替え、復帰2戦目へ臨む。「4番DH」で出場した7月31日(日本時間8月1日)のアストロズ戦では4打数無安打。3度の得点機を生かせなかった。

29日から2試合連続で本塁打を放っていたが、3戦連発はならなかった。1日は登板前日のため欠場する見込みで、2日午後1時10分(日本時間3日午前5時10分)の同カード先発へ備える。

メジャー復帰マウンドとなった7月26日のアスレチックス戦では3安打5失点3四球、1死を取れずに30球で降板した。2戦目は投球を全体的に修正する必要があると同時に、チームの勝利も求められる。60試合の短縮シーズンで1敗が重い中、29日のマリナーズ戦からチームは投手陣が崩れ、3連敗。また、30日から主砲トラウトが夫人の出産立ち会いのため戦線を離脱している。苦しい現状を大谷が立て直せれば、トラウトの第1子誕生と戦列復帰のお祝いにもなる。

登板2日前は最長約50メートルの距離でキャッチボールを行い、感覚の確認を行った。マドン監督によれば、前回登板後も「やる気をみなぎらせていた」と前を向き、調整に取り組んできた大谷。次こそ二刀流でチームをもり立てる。(アナハイム=斎藤庸裕)