エンゼルス大谷翔平投手(26)が、2日午後1時10分(日本時間3日午前5時10分)開始のアストロズ戦先発へ向け、胸中を語った。

登板2日前まで打者で出場しながら、投手としては毎試合前にキャッチボールやブルペン投球などで調整。腕を振り切れなかった前回の課題を克服できたかどうかについて、「100%とは言い切れないですよね。もちろん前回よりは、そうしたいなとは思います」と明かした。

メジャー復帰登板となった7月26日のアスレチックス戦は3安打5失点3四球で1死も取れずに30球で降板した。中6日の登板間にはマドン監督と会話する機会もあり、「全体的にもっと楽しんでというか、試合でもっと自由にやってほしいと言われた。使われている立場なので、そういう人に言ってもらえるのは、多少肩の力は抜けると思います」。監督からの助言で気持ちも楽になったという。

今季2度目の登板を翌日に控え、意気込みについて「1死をとりたいですね」と自虐的に話し、笑顔もみせた。一方で、精神面のコントロールで難しさもある。「野球を始めたときに比べたら、かかるプレッシャーも大きいし、責任も大きいし、そういうところを含めたら、純粋に楽しんでいるだけではいられないとは、もちろん思ってます」。

チームは7月31日の時点で2勝6敗と負け越しており、投打がかみ合っていない。大谷は、ファンの前でアドレナリンが出ることでより一層、力が発揮されるタイプでもあり、無観客の試合にとまどいもある。「何となく公式戦を戦っている雰囲気はないので、その中でなんとか、いい結果を出せるように頑張るしかない」と誓った。