ブルージェイズ山口俊投手(34)が21日(日本時間22日)、レイズ戦の試合前、オンライン会見に応じ、現況について話した。前日のフィリーズ戦(第2試合)では、4回から救援し、自己最長の2回2/3を無安打無失点と好投。大逆転劇を呼び込んだ。「自分のイメージというか、こうしたら打ち取れるというのが、だいぶ分かってきた」と手応えを口にした。

デビューから2試合は、いずれも延長タイブレークの登板で痛打され2敗。もっとも、その後5試合は7回2/3を3安打1失点10奪三振と、本来の調子を取り戻してきた。「何とか結果を残せるようになって、やっとチームの一員になれてきたのかなと思います」。

今季最後となるレイズ戦は、同地区でプレーオフ進出を争ううえでも大事な4連戦。DeNA時代の同僚でもある筒香とは、球場で会うたびに雑談するという。前日、今季最多の54球を投げたため、今後数日間は登板しない見込みだが、23日の4戦目あたりであれば対決が実現する可能性は残されている。「僕は言われたところでマウンドに行くのが仕事」と話す一方で、米国初対決への意欲は十分。「日本のファンの方も盛り上がってくれたらうれしいですし、結果として対決できたらうれしいかなと思います」と、前向きに話していた。