ツインズ前田健太投手(32)が、6回6安打3失点で今シーズン初黒星を喫した。8奪三振を奪ったが、中盤で浴びたソロ本塁打2本が痛かった。今季4勝1敗、防御率は2・53となった。

この日は背番号18ではなく、チームメートとともに42番を着用して投球。黒人選手の誕生を記念する「ジャッキー・ロビンソンデー」が8月28日に行われ、その後もツインズは継続してロビンソン氏の背番号42を背負い、試合に臨んだ。

前田は「アメリカで野球はもちろん人気のスポーツですし、こうやって42番を背負うことで選手の気持ちや意思というものを、日本もそうですけど、全米に届けていけるようにしたいなと思っていました。しっかり発信していくことで世の中が変わっていくとは思うので、選手みんなで思いを発信していければいいなと思います」と話した。

ちょうど1週間前の23日、ウィスコンシン州で黒人男性が警官に背後から銃撃される事件が発生。抗議の意味を込め、28日のタイガース戦は選手の決断で中止となった。チームの一員として前田は「選手の意思でゲームをやらないというのはアメリカに来てから初めてだった。チームでやることによって変わっていくことができるんじゃないかなと思います」と思いを語った。