2年連続サイ・ヤング賞に輝いたメッツの右腕ジェイコブ・デグロム(32)が、この日のブルージェイズ戦でカブスのダルビッシュ有(34)を奪三振数で抜き、防御率との2部門でリーグトップに立った。

ナ・リーグのサイ・ヤング賞争いはダルビッシュが有力とされているが、ここにきて他投手の追い上げも激しく、シーズン終盤に混沌(こんとん)とする可能性も出てきた。9日の試合でダルビッシュに投げ勝ったレッズの右腕トレバー・バウアー(29)も、防御率リーグ2位に浮上し、有力候補になっている。

ア・リーグはインディアンスの右腕シェーン・ビーバー(25)が最有力で独走状態とされている。だがビーバーに投げ勝ったツインズ前田健太(32)も賞レースの上位に食い込んできており、トップとどこまで差を詰めるか、注目される。CBSスポーツの最近の予想では、前田はア・リーグ賞レースの5位以内。ナ・リーグは1位にダルビッシュ、2位にデグロムを挙げている。