マリナーズ菊池雄星投手(29)が4回4安打5失点で降板し、今季4敗目を喫した。6四球3暴投と崩れ、「メカニック(投球フォーム)の部分が大きいと思うんですけど、最後まで修正できずに終わってしまったなという感じです」と振り返った。

立ち上がりの1回は3者凡退。直球を中心に10球でリズム良く抑えた。

2回から球数がかさみ、制球を乱した。四球と暴投などで1死一、三塁のピンチを招いたが、後続を打ち取り無失点で切り抜けた。

3回は2四球から1死二、三塁とピンチを広げ、暴投で先制点を献上。続く4回は先頭に中前打を許し、四球と内野安打で無死満塁。内野ゴロの間に2点目を奪われた。その後、1番タティスを空振り三振に仕留めたが、2番マチャドに真ん中低めのスライダーを捉えられ、痛恨の3ランを浴びた。

四球で苦しい投球となり、「打たれたというより、四球から自分で崩れてしまったのが悔しいですね」と唇をかんだ。4回5失点で防御率は5・93。プレーオフ進出へ、チームは痛い4連敗を喫した。