レイズがメッツに競り勝ち、2010年以来、10年ぶりの地区優勝へのマジックを「1」とした。マジック対象の2位ヤンキースが敗れたため、22日(同23日)にレイズが勝つか、ヤンキースが敗れれば、優勝が決まる。

「1番DH」で出場した筒香嘉智外野手(28)は、昨季まで2年連続サイ・ヤング賞を受賞したデグロムと初対決。最速100マイル(約161キロ)の速球と、150キロ近い高速チェンジアップの前に、第1打席から3打席連続空振り三振を喫した。

第4打席は、救援右腕カストロから右前打で出塁。直後に代走を送られた。

4打数1安打で、打率は1割9分9厘。

レイズは、剛腕デグロムに7回まで14三振を喫しながらもしぶとく2得点。救援投手2人から先発投手へつなぐ「ダブルオープーナー」を含む6人の好継投で、メッツ打線を4安打1失点に抑えて逃げ切った。

優勝を目前にしながらも、キャッシュ監督は「我々のスタイルの野球を続けていくだけだ」と、さらにその先に目を向けていた。