ツインズ前田健太投手(32)が、6回4安打3失点で今季6勝目の権利を得て交代した。防御率は2・70となった。

1回、先頭のレイエスに遊撃への内野安打を浴びた。続く2番カストロ、3番カブレラをゴロで打ち取ったが、2死三塁のピンチ。4番カンデラリオを中飛に仕留め、無失点で抑えた。

2回から5回までは無安打で安定した投球を見せた。右打者の外角低めにスライダ-、左打者には低めのチェンジアップや高めの直球で的を絞らせなかった。

味方から6点の援護を受け、リズムに乗ったが、6回に3失点した。1死一塁から2番カストロに左前打で一、二塁のピンチを招くと、3番カブレラに外角スライダーを捉えられ、3ラン。やや甘く入った失投で、悔しそうに天を仰いだ。

それでも、6回94球で9奪三振。チームに流れを引き寄せ、リードを保って救援陣に託した。勝てば今季6勝目で日米通算150勝となり、チームもア・リーグ中地区の首位に浮上する。