ダイヤモンドバックスの左腕マディソン・バムガーナー投手(31)が5回を投げて2安打無失点、1死球4三振と奮闘。今季9度目の先発でようやく初勝利(4敗)を挙げ、今季を終了した。

ジャイアンツ時代にワールドシリーズを戦い、最優秀選手に輝いたバムガーナーは昨季終了後にフリーエージェントとなり、その後ダイヤモンドバックスと5年契約。だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で日数が短縮された今季は安定感に欠け、中背部の張りで1カ月の離脱を強いられるなど苦しみ、防御率6・48という成績に終わった。

バムガーナーは試合後、報道陣とは話さずに球場を後にしたが、クリスチャン・ウォーカー内野手は「今季、マディソンの背後で守っていて楽しかったし、このところ2試合の登板は素晴らしかったと思う」と、同僚をたたえた。

ウォーカーは「いつものシーズンなら、今こそ君が必要だという時にマディソンは本領を発揮し、力投を見せてくれるんだけどね。すべてが悪い方向へ行ってしまったけど、それでも彼に自信がみなぎっているのが見れて本当に良かった」と語った。(AP)