レッドソックスのロン・レネキー監督が、今季限りで解任となったことが分かった。

レネキー監督は2011年から15年までブルワーズの指揮を執り、1年目にナ・リーグ中地区で優勝。その後、アレックス・コーラ前監督率いるレッドソックスでベンチコーチを務めてきたが、コーラ氏がアストロズ時のサイン盗み問題により解任された後に暫定監督に就任し、4月に正式な監督となっていた。

しかし、18年ア・リーグMVPのムーキー・ベッツ外野手と12年サイ・ヤング賞投手のデービッド・プライスが去ったレッドソックスでは、エースのクリス・セール投手がトミー・ジョン手術、エデュアルド・ロドリゲス投手は新型コロナウイルス感染で今年は1度も登板できず。24勝36敗でア・リーグ東地区最下位という結果に終わった。

27日の今季最終戦前に解任の知らせを受けていたレネキー監督は試合後、「それがフェアかどうかを判断するのは難しい。野球とはそういうものだ。結局のところ、彼らが一緒に前に進みたいと思うのは私ではないということだ。これでいいと思ってやってきたので、心は痛む。選手たちのベストは引き出せたと思う」と語った。(AP)