アストロズは3勝1敗でアスレチックスを下し、4年連続で地区シリーズ突破。2017年のワールドシリーズ(WS)におけるサイン盗み問題に揺れた同チームだが、選手たちは団結して目標に向かっている。

元同僚の告発に端を発した一連の騒動で、アストロズは最終的にジェフ・ルノー前GMとA・J・ヒンチ前監督を解任。ダスティ・ベーカー監督を迎えて再出発したが、同球団には今も厳しい目が向けられている。

17年の優勝の舞台となったドジャースタジアムで、この日逆転3ランを放ったカルロス・コレア遊撃手は、周囲の声がチームのパフォーマンスに影響することはないとコメント。「僕らは意欲に満ちている。ヒューストンに再びタイトルをもたらしたいからね。あの時の気持ちをまた味わいたいんだ」とコメント。ベーカー監督は「長くタフな道のりだが、折り返し地点まで来た」と述べ、スキャンダルの一件で「選手たちの絆が強くなった」とも話した。

指名打者のマイケル・ブラントリーは「若手がベテランを慕い、ベテランが若手の面倒を見ている。うちのように優れた選手が大勢いる場合、1人の選手に頼る必要はないんだ」とコメントし、このチームは特別だと語っている。(AP)