因縁の対決を制したレイズが、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

1-1の8回1死、途中出場で4番に入ったマイク・ブロッソー内野手(26)が、ヤンキース守護神の左腕チャプマンから決勝弾を放った。

因縁の対決でもあった。9月1日のヤンキース-レイズ戦の9回2死、チャプマンの100・5マイル(約162キロ)の直球が、ブロッソーの頭部付近を通過した。打席結果は三振。ヤ軍の勝利で試合終了となったが、直後に両軍がにらみ合いとなり、険悪なムードとなった。

両者の再戦は今シリーズ第4戦の9回に実現し、ブロッソーが空振り三振。翌日の第5戦、今度はチャプマンの100・2マイル(約161キロ)の直球を捉え、左翼越えに運んだ。因縁の対決にケリをつけ、12年ぶりのリーグ優勝決定戦に進出を決めた。