昨季ワールドシリーズ(WS)制覇を果たしながら、今季はナ・リーグ東地区最下位タイと不本意な成績に終わったナショナルズでは、コーチ陣が相次いで退団することになりそうだ。球団からの公式な発表はないが、来季はコーチ陣を入れ替えて巻き返しに臨むと思われる。MLB公式サイトが伝えている。

同サイトのマーク・ファインサンド記者が情報筋の話として明かしたところによると、打撃コーチのケビン・ロング氏は新契約に関する条件面でナショナルズと折り合わず。今月で3年契約が満了する同氏は他球団との交渉が認められ、退団の見込みとなっているという。

また、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によると、三塁コーチのチップ・ヘイル氏も退団するもよう。同氏は2018年から19年にかけてナショナルズのベンチコーチを務めていたが、今季は三塁コーチを務めていた。

ナショナルズは今季26勝34敗。チームの防御率はリーグ15球団中13位の5・09を喫し、メッツと並んで東地区最下位に終わった。デーブ・マルティネス監督との契約を延長したが、投手コーチのポール・メンハート氏は退団することが明らかになっている。