2008年以来12年ぶりのワールドシリーズ出場を目指す第1シードのレイズが、第6シードのアストロズを接戦の末に振り切り、白星スタートを切った。筒香嘉智外野手(28)は出場機会がなかった。

レイズは先発スネルが初回、2番アルテューベに先制ソロを浴びたものの、その後は踏ん張り、5回まで1失点と力投した。

打線は、4回に絶好調アロザレーナの今ポストシーズン4本目の本塁打となるソロアーチで同点。5回には、9番ズニーノの適時打で勝ち越した。

リードしてからは、今季公式戦で先発陣(15勝、防御率3・77)を上回る成績(25勝、防御率3・37)を残し、リーグ屈指の質量を誇る救援陣を続々と投入。カーティス、トンプソン、ループ、カスティーヨが無失点でつなぎ、アストロズの反撃を断ち切った。

今季は公式戦で1点差試合に14勝5敗。キャッシュ監督は「僅差の試合がいろいろなことを教えてくれる。ミスをせず、クリーンな野球をすること」と振り返り、「まぐれでもラッキーでもない」とチームの勝負強さに誇らしげだった。

第2戦は12日(同13日午前5時7分開始予定)、レイズがモートン、アストロズがマクラーズJrの両先発で行われる。