アスレチックスで長年にわたってGMを務め、データを基に低予算の球団を強化する手法の「マネーボール」で日本でもおなじみのビリー・ビーン氏が野球界から離れる可能性があることが分かった。

これは米紙ウォールストリート・ジャーナルやNBCスポーツなどが報じたもの。それによると、ビーン氏が共同経営者を務める特別買収目的会社がレッドソックスを所有するフェンウェイ・グループと合併するとのこと。これにより、アスレチックスの少数株主でもあるビーン氏はMLBで利益相反に直面することになる。

58歳のビーン氏がフェンウェイ・グループでどういった役職に就くかはまだ不明だが、同グループはイングランド・プレミアリーグのリバプールを所有しており、ビーン氏も同国2部リーグのバーンズリーやオランダ1部AZアルクマールの株を保有していることから、ビーン氏はサッカー界に活躍の場を移す可能性があると報じられている。